0000000126_1

〜恵比寿で親子カフェを運営されている佐々木みかさんにインタビューをしてきてました〜

 

森田:

私も何度も遊びに来たことがありますが、あらためてお店のコンセプトを教えてください。

 

佐々木:

“子育中のママとママの出会いの場”という表現がシンプルですかね。子育て中のママっていろんな悩みを抱えていると思うんです。そしてそんな悩みに共感してくれるのは、やっぱり同じ境遇のママですよね。

でも、恵比寿にはおしゃれなカフェがたくさんあるけれども、子育てというテーマで誰かとコミュニケーションを取ろうと思ってもなかなかそんな人はいない。

なので、店内には子どもが一緒に遊べるスペースや玩具を用意して、ママ同士のコミュニケーションが自然な流れで生まれるようにしているんです。

 

森田:

なるほど、そういえばお店を立ち上げようと思った時って、ずいぶん前だったんですよね?

 

佐々木:

そうですね。

今子どもが14歳なんですけど、この子が生まれた時に今のお店につながるコンセプトを思い描いていたんです。

「こんなお店があったらいいなぁ」という程度のイメージでしたが、昔からいろんな人にこの構想を語っていました。

その結果、いつの間にか、いろんな方にご協力いただけるようになって、およそ2年前の2013年5月に夢を叶えることができたんです。

 

森田:

へぇ、14年越しの夢だったんですね!思い描いた通りのお店だと思います。

今、店内は子どもの遊んでいる声でにぎわっていますが、カフェだけじゃなくて、確か子育て中のママ向けにいろんな講座を開催されているんですよね?

 

佐々木:

はい。ベビーマッサージや親子撮影のレッスンなどを行っています。

最近、人気なのは写真の撮り方のレッスンですね。

室内や屋外で、イキイキとした子供の表情をファインダーにおさめるのって、思いのほか技術がいるんです。

私が教えることもありますが、外部から講師を招いてレッスンを行うこともあります。

ちょっと話はそれるんですが、「私こんな写真撮れます!ぜひ、このお店でワークショップを開催させてください」という感じで、カメラマンの方からいわゆる売り込みもあったりするんですね。

その他にも鍼灸師や男の子の育て方の専門家の方など。

子育て中のママに役立つ内容ならば基本的にOKなので、これまでにいろんな講座を開催してきました。

 

森田:

なるほど。そういった専門家の方との接点もこのお店では生まれているんですね。

子育て中のママの中には、働いていた時に培った知識やノウハウが活かして、何らかのカタチで貢献したいと思っている人もいると思うんですが、そういった方にも活躍してもらえそうですよね。

 

佐々木:

そうなんですよ。経験を活かしたい、資格を活かしたい、人に社会に貢献したい、と思っているバイタリティあふれるママって意外に多いんです。

でもそんな思いを実現できる場なんて、そう簡単に見つからないし、ましては起業のノウハウがないため戸惑っている人が多いのが実情でして。

ぜひ、そのような人たちにこのお店の環境を活かしてもらって、新たな道にすすむきっかけをつかんでほしいな、とも思っています。

 

森田:

ステキなことですね。ぜひ、そんなママがたくさん生まれることを期待しています。

最後に、佐々木さんから子育て中のママに向けて何かメッセージをいただいても良い

ですか?

 

佐々木:

イキイキとしているママを、子どもたちに見せるようにしていただきたいですね。

私は実は看護師の資格を持っているので、職に困る確率は低いかもしれませんが、もし看護師の仕事に戻ったとしたらイキイキとしていられないかもしれません。

お店の運営は、もちろん楽なことばかりではありませんが、いろんな人との出会いがあって、毎日がドラマチックに過ぎていく。

そんな毎日を過ごしている私の姿は、きっと子どもの目にはキラキラしたママとして映っているんだと思います。

時に子育て中のママは、「自分が面倒を見ないといけないのに、仕事の都合上預けざるを得ない……」ということに罪悪感を覚えながら働いている方が多いように思います。

でも、私は大丈夫だよ!とママたちに伝えたい。

小さなころからママの働く姿を見てきた子どもは、小中学生の頃ともなると精神的にちゃんと自立してて、親が思うほど気にしていなかったりするんです。

むしろ、「僕が私がママを支えないと」という責任感をもってくれてたりするんです。

当時、自宅でママ向けのワークショップを開催していた時があったのですが、ママとその子どもが自宅に来ると、息子なりにお客さまを迎えないと、とすすんで部屋の掃除をしたり、「今日お客さん何人来たの?」と生意気なことも言ってくれたりしましたからね(笑)

イキイキとした姿を見せつつ、幼児期の頃の子供とどれだけ信頼関係を築いていけるか、ということが大切なんだと思います。

 

森田:

ありがとうございました。私も小学4年生の娘がいますが、彼女からたくさんのチカラをもらっています。

「ママを応援しなきゃ」という彼女の気持ちを感じるんですね。

私は、渋谷で働くママがもっとイキイキとなれる、そんな渋谷区を造っていきたいと思っています。

子育て中であっても多様な働き方を自由に選択できる環境の定着が目標ですね。

子どもが小学生になった頃から自分の時間を少しずつ持てるようになります。

再び働くことを考え始めるのも、この頃からだと言えるでしょう。

でも、フルタイムで働くなんて出来るのかな、という不安は尽きない……それが現実なんだと思いますが、子どもがいるからといって就業の機会を0か100かでしか判断できないなんて、ちょっと寂しいですよね。

ママたちがいろんな働き方を選択できて、かつ職住近接で働ける。

そんな働く環境を実現したいと思っています。

佐々木さん、ありがとうございました!また子どもと遊びに来ますね!